11月の曲☆メンデルスゾーン「春の歌」

    今月の曲はメンデルスゾーン作曲の「春の歌」。

    作曲者のメンデルスゾーンについてお伝えしたいと思います。

    メンデルスゾーンの活躍した時代は1800年前半、ロマン派全盛期。音楽史では、おおまかに時代を4つに分けています。

    ざっと、1650年〜1750年バロック、1750年〜1800年古典派、1800年〜1850年ロマン派、1850年以降は近代。

    詳しくご覧になりたい方はこちらを参考になさってください。

    http://www.comcom-music.jp/data/music_history.html

    同時代の作曲者としては、ショパン、リスト、シューマン、ブラームスなどがいます。

    この時代音楽は社会の変動に伴い、貴族階級の産物から、市民階級の生活へと浸透して行ったと言われています。

    それにより、「稼ぐ」音楽家が成功者とみなされるようになりました。音楽家が仕事として確立したということだと思います。

     

    メンデルスゾーンの生い立ちとしては、成功したユダヤ人一家に生まれ、とても裕福な生活環境と厳しいしつけにより、熱心に勉学、仕事に励む真面目な人間に成長しました。

    大のイギリス好きで、演奏旅行で何度もイギリスを訪れたようです。

    イギリスという国の持つ、”紳士的で礼儀正しい”性質がメンデルスゾーンの生き方に上手くマッチしたのではないかと言われています。

    作曲した曲は、モーツァルトの音楽に似て軽快で上品、安心してくつろいで聴くことが出来る明るい曲調が多いのがメンデルスゾーンの特徴です。

    「春の歌」こちらでお聴きください♪