ベートーヴェンってこんな人

    「音楽家にとって大事な耳が不自由だった!」というエピソードが最も有名でしょうか。

    かなり若い頃からひどい難聴で、最終的には耳が聞こえなくなったと言われています。

    音が聞こえないのにどうやって作曲するのでしょうか?

    味覚を失った料理人がお料理を作るのと一緒です。ちょっと想像出来ませんね。

    音楽を情感として捉えることは難しく、作曲理念、理念へ…と突き進んで行ったと考えられています。

    ちなみにその反対がモーツァルトです。(2016年5月のブログに少し書きました)

     

    ベートーヴェン(1770年ー1827年)はモーツァルトの14歳年下。

    ベートーヴェンの生きた時代は、娯楽としての音楽から芸術としての音楽へと大きな変化をとげました。

    娯楽と芸術の違いは、娯楽は宮廷の社交の場のBGM、芸術となればきちんと鑑賞するものと言ったところでしょうか。

    ベートーヴェンは特に、自分の音楽がBGM扱いされることを拒否し、音楽があらゆる芸術の中で最も尊いと信じていたようです。

     

    ベートーヴェンの人となりを少しご紹介。

    決してかっこ良くもなく、色男でもない…

    小男、デカ頭、大鼻、猫背、短気でせっかち。。。と散々な言われよう。

    生活もひどかったようで、ピアノの上には楽譜の山とホコリ、ピアノの下にはゴミ。

     

    言うまでもなく数々の名曲を残し、学校の音楽室でもおなじみの定番の肖像画。

     

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